「あじさい村」をPRする看板を除幕した関係者たち=関市板取

 アジサイの名所として知られる岐阜県関市板取で21日、「板取あじさいまつり」(実行委員会主催)が始まり、開村式では「あじさい村」をPRする看板の除幕式が行われた。まつりは7月6日までで、アジサイは今月28日から7月上旬ごろまでが見頃という。

 式では、板取小学校5、6年生の三島大空さん、太田叶望さん、長屋希空さん、三島悠樹さんがまつりのPRを担う「あじさい村長」に任命され、実行委の長屋和伸委員長から任命証を受け取った。4人は「板取の魅力、アジサイの良さを広めたい」と意気込んだ。長屋委員長は「板取の季節が始まった。毎年大勢の人に訪れてもらっており、地域の活性化につなげたい」とあいさつした。

 板取地域では、あじさいロードと呼ばれる国道256号や県道沿いの24キロにわたって約3万株のアジサイが植えられ、同所の21世紀の森公園でも楽しめる。まつり期間中は地域内の協賛店によるクイズラリーが催される。

 28、29日には「あじさい村フェスティバル」が同公園で開かれ、人気のアマゴのつかみ取りやアジサイの苗木のプレゼントのほか、地元の店舗による飲食コーナーもある。