週明け23日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで円安が進行し、トランプ米政権によるイラン核施設攻撃を受けた「有事のドル買い」が入って一時1ドル=147円台を付けた。5月中旬以来約1カ月ぶりの円安ドル高水準。

 午後5時現在は前週末比1円92銭円安ドル高の1ドル=147円32〜34銭。ユーロは1円94銭円安ユーロ高の1ユーロ=169円39〜43銭。

 イスラエルとイランの交戦に米軍の攻撃が重なり、中東情勢がさらに緊迫化した。地政学的リスクの高まりを受け、基軸通貨で流動性の高いドルを買う動きが優勢になった。