三重県志摩市の住宅の寝室で、住人の無職谷輝子さん(98)が顔から血を流して死亡しているのが見つかり、県警は殺人事件と断定し、23日鳥羽署に捜査本部を設置した。県警は近くに住み、持病で入院中の親族の女性が何らかの事情を知っているとみて調べている。
捜査本部によると、20日午前10時ごろ、谷さんがあおむけで倒れているのを弟(94)が発見。連絡を受けて訪れた医師が死亡を確認し、110番した。司法解剖の結果、死因は顔などを殴られたことによる外傷性ショックで、両腕や両頬を骨折していた。20日未明ごろに死亡したとみられる。