大分空港近くで接触事故を起こした「ホーバークラフト」=2023年、大分県国東市(大分第一ホーバードライブ提供)

 水陸両用の乗り物「ホーバークラフト」の運航会社「大分第一ホーバードライブ」(大分市)は23日、国土交通省九州運輸局の安全確認検査に合格し、大分空港と大分市を結ぶ定期航路の運航開始日を26日に発表すると明らかにした。訓練中に事故が相次いだことなどから、昨年3月だった当初の予定より1年以上就航が遅れていた。

 同社では2023年11月、訓練初日にガードレールに衝突する事故が発生。その後も、事故を国交相に報告しなかったり、訓練中に社員が転倒して負傷したりする問題が起きていた。

 ホーバーは、空気を噴出して浮いた船体を後部のプロペラを回すことで進む。定期航路事業は国内唯一。