【北京共同】北朝鮮メディアは24日、朝鮮労働党の重要会議、中央委員会拡大総会が21〜23日に開かれ、5年に1度の党大会を招集する方針が決まったと報じた。党大会開催に向けて実務的な措置を講じたとする一方、日程は明らかにしていない。前回の党大会は2021年1月に開かれた。
総会には金正恩党総書記が出席し、上半期の事業を総括した。政治、経済、国防などの各分野の成果を「非常に肯定的に評価した」という。経済面では、主要工業部門の活性化と近代化に向けた課題を議論した。
総会で金氏が演説したが、内容は24日の党機関紙、労働新聞に掲載されなかった。議題となった下半期の計画や人事も詳細は伝えられていない。朝鮮半島が日本の植民地支配から解放された8月15日と、党創建80年となる10月の記念行事についても話し合った。
21年の党大会では金氏の肩書を党委員長から党総書記として権威を高めたほか、経済や国防の今後5年間の計画を策定した。記念行事となる軍事パレードも行われた。