【ニューヨーク共同】米ボストンの連邦地裁は23日、ハーバード大の新規留学生の米入国を一時停止するとのトランプ大統領の布告に対して、合法性を審理する間は効力を差し止める決定を改めて下した。6月上旬の布告翌日に一時差し止めを命じていた。同地裁はトランプ政権による同大の留学生受け入れ資格取り消しについても20日、差し止めを決定し、留学生受け入れを容認している。
トランプ政権はパレスチナ自治区ガザの戦闘を巡り、イスラエルへの抗議デモを許容したと主張し、ハーバード大の留学生受け入れ資格を5月下旬に取り消し、6月上旬に新規留学生の米入国を一時停止する布告を出した。