
介護福祉士を取得し充実の毎日(各務原市のフェニックス 長縄さん)
異業種から介護の世界に飛び込み、さらには介護福祉士国家試験に合格してバリバリ働く介護職員はまさに「新たな挑戦」の成功者。各務原市の介護老人保健施設リハトピア・フェニックスで働く長縄さんもその一人です。長縄さんに新たな挑戦の道のりを伺いました。

-介護職員を目指したきっかけは。
母が、介護が必要な状態になり、介護老人保健施設のお世話になりました。本当は自分で介護したかったという思いが残り、「母の介護をするつもりで利用者と接したい」との思いから営業の仕事を辞め、ハローワークの職業訓練で介護福祉士実務者研修を受けました。半年間学んだ後、フェニックス総合クリニックのデイケアに就職、2年ほど前に今の施設に異動しました。
-介護福祉士の取得については。
働きながら介護福祉士国家試験を受けるには、3年の実務経験と実務者研修の修了が必要です。今年1月の試験で一発合格することができてほっとしています。
家ではほぼ勉強の時間を取れませんでしたが、仕事の休憩中に問題を解いたり、同僚に教えてもらったり、法人内で開講された直前対策講座(3日間)に参加したりして対策しました。働く中で見えてきた部分もあり、大きな力になりました。
-介護職への転身を考える人へメッセージを。
年齢を重ねると、新たな挑戦に不安を感じるのも無理はありませんが、介護は学ぶ機会がありますので、一歩踏み出しやすい業種だと思います。そして、学ぶことで仲間もできます。同時期に職業訓練を受けた仲間は、旅行に行くほど仲良くなれました。
ちなみに2年ほど前から、長女もフェニックスで働いています。保育士資格を取って教育関係の仕事をしていたのですが限界を感じていた様子だったので介護職を勧めました。
とにかく楽しく充実の毎日です。リハビリの先生には腰の負担のかからない動作を教えてもらえたので体も大丈夫です。75歳まで働きたいと思っています。