「汎アジア太平洋地域軍事医学大会」で演説する中国共産党中央軍事委員会後勤保障部の李游華副部長=25日、北京(共同)

 【北京共同】中国北京市で25日、軍事医学・衛生に関する国際会議「汎アジア太平洋地域軍事医学大会」が4日間の日程で開幕した。中央軍事委員会後勤保障部の李游華副部長は、ミャンマーの大地震などでの中国軍による国際医療支援の成果を強調し「共に軍事医学の協力という新たな章をつづろう」と呼びかけた。

 日米などは東・南シナ海で覇権主義的な動きを拡大する中国への警戒を強めており、中国側には災害救助などでの地域協力を訴え、国際協調姿勢をアピールする狙いもあるとみられる。会場に設けられた医療設備などの展示スペースでは、負傷兵の救助活動の実演が披露された。