【台北共同】台湾の頼清徳総統は25日、訪台した自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相と台北で会談した。民主主義陣営が協力し中国抜きのサプライチェーン(供給網)を確保する重要性を呼びかけた。総統府が発表した。
頼氏は小林氏について、長年にわたり経済安全保障分野に関心を払っている「日本政界で影響力のある明日の星」と指摘。中国が「赤いサプライチェーン」を拡張し、世界の自由貿易体制を脅かしていると主張した。
また日台間の経済連携協定(EPA)を締結し、貿易と投資の協力を深化させたいと訴えた。
小林氏は日台間には心が通じ合う関係があり、日本の重要な戦略は台湾を絶対に孤立させないことだと表明。経済安全保障の重要性も強調した。
台湾国防部(国防省)によると、小林氏は25日、顧立雄国防部長(国防相)とも会談した。