【バンコク共同】タイの人気リゾート地として知られる南部プーケット、クラビ、ピピ島の警察署や空港近くなどで25日から26日にかけて、複数の爆弾とみられる不審物が見つかった。タイメディアが伝えた。警察は26日までに、不審物の運搬に関与した疑いで計5人の男を拘束。反政府イスラム武装勢力によるテロ未遂事件とみて調べる。
不審物は少なくとも計4カ所で見つかった。当局が爆発前に処理し、けが人はいない。
タイは仏教国だが、南部のマレーシア国境付近にはイスラム系住民が多く、分離独立を求める武装勢力が存在する。今年に入り、南部パタニ県やヤラー県などでテロが発生。ただ人気観光地では極めてまれで、当局は警戒を強める。