【ヨハネスブルク共同】中央アフリカの首都バンギの高校で25日、変圧器の爆発に驚いた生徒らがパニックを起こし、折り重なって倒れるなどして少なくとも29人が死亡、260人が負傷した。ロイター通信などが26日報じた。

 校舎では試験が行われており、別の高校の生徒を含む5千人以上が来校していた。故障した設備を電力会社が修理して電力を復旧させた直後に爆発が起きた。建物の倒壊を引き起こすとの不安が広がり、教室の出入り口に殺到するなどして被害が拡大したとみられる。校舎から飛び降りて避難した生徒もいたという。

 トゥアデラ大統領は26日の声明で「遺族に心からの哀悼の意を表する」と述べ、司法当局が状況を調べていると説明した。