【ソウル共同】韓国与党「共に民主党」の外交・安全保障政策の諮問会議議長を務める趙正シク議員は26日、米韓同盟と日米韓協力が韓国外交の「戦略的な基盤で、安保の核心軸だ」と強調した。聯合ニュースや統一省が共催したシンポジウムの基調演説で、李在明政権の外交政策を説明した。
李氏もシンポに寄せた祝辞で「堅固な韓米同盟を基盤に日本、中国と協力を固める」とした。
趙氏は中国やロシアとの経済協力や、新興・途上国「グローバルサウス」との多国間協力も並行して進めると説明。人工知能(AI)や半導体などの先端技術が「国益を守る外交資産で、先導国が国際秩序再編の主導権を握る」とも述べ、注力していく考えを示した。
李氏が任命した統一省の金南中次官は、対北朝鮮政策を緊張緩和策に転換するとし、「(前政権で)途絶えた対話チャンネルを復元し、人道協力の再開を着実に準備していく」と説明した。