【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のコベントリー新会長が26日、スイスのローザンヌでの理事会後にオンラインで初の記者会見に臨み、将来の五輪開催地選考について作業部会を設置して改善策を検討する方針を示した。IOC委員らと五輪の将来像などを議論した結果という。
現在の開催地選考は一部の委員で構成される理事会などで有力都市を「一本釣り」する方式で、コベントリー氏は「委員がプロセスにさらに参画したいという要望があった」と説明した。
女子競技の運営についても議題に上がり、男性として生まれて女性を自認するトランスジェンダーの選手の出場資格について議論を深めることも確認した。
ジンバブエ出身で41歳のコベントリー氏は24日に、バッハ前会長を継いでIOCの130年以上の歴史で初の女性会長に就いた。