大手電力10社が27日発表した7月使用分(8月請求)の標準家庭向け料金は、全社で値下がりする。政府が物価高や酷暑対策として7月から支給する補助金により、値下がり幅は520〜691円。都市ガス4社も同様の補助で241〜318円下がる。
電気は北海道が8859円で最も高く、沖縄が8670円で続いた。モデルとなる使用電力量は異なるが、北海道の料金は最安値の九州(7024円)に比べて1800円以上高い。都市ガスは東邦の6408円が最高値となり、東京の5579円が最も安い。
政府による電気・ガス料金の支援策は、夏の冷房使用で光熱費が増える7〜9月に限って補助金を支給する。