立憲民主党の野田佳彦代表は27日の記者会見で、7月3日の参院選公示日第一声を宮崎県で上げる方針を明らかにした。コメを巡る失言で更迭された江藤拓前農相の地元だとして「農業政策について大いに語らなければいけない」と強調。宮崎選挙区の自民党候補者が派閥裏金事件に関わったと指摘し「政治とカネの問題もあり、いろいろな意味で象徴的な選挙区だ」と述べた。選挙戦で争点化する狙いがある。
立民は公約で、食料品の消費税率0%や、農地を維持する農業者に交付金を支給する直接支払制度創設を明記。野田氏は「瑞穂を背景にマイクを持ち、制度導入を強く訴えたい」とした。