プーチン大統領(ロイター=共同)

 【モスクワ、キーウ共同】ロシアのプーチン大統領は27日、訪問先のベラルーシで記者会見し、ロシアとウクライナが今月2日にそれぞれ提示した和平案の内容は「全く正反対だ」と指摘した。ウクライナとの次回直接交渉は、和平案を議題とし、双方の立場の隔たりを埋めることを目指すものになると述べた。

 直接交渉が実施されれば5月以降で3回目となる。プーチン氏はトルコ・イスタンブールで開催する用意があるとし、日程は調整中と説明した。ロシアは一方的に併合したウクライナ東部・南部4州のロシア領承認などを要求しており、和平案の議論は難航が予想される。