【テヘラン共同】イランのアラグチ外相は27日、IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長が米イスラエルによる攻撃を受けた核施設の早期訪問に意欲を示していることについて「無意味だ」と拒否する考えを示した。X(旧ツイッター)で表明した。
アラグチ氏は、グロッシ氏が、米イスラエルによる核施設攻撃を「明確に非難しなかった」と批判。攻撃に先立つIAEA定例理事会によるイラン非難決議や核施設攻撃をグロッシ氏が「助長した」とも述べた。
イラン国会は25日、IAEAへの協力の一時停止に向けた法案を可決。26日には最高指導者ハメネイ師の影響下にある護憲評議会が法案を承認している。