噴煙を上げる宮崎、鹿児島県境の新燃岳の火口=28日午前11時50分(共同通信社ヘリから)

 宮崎、鹿児島両県にまたがる霧島連山・新燃岳が7年ぶりに噴火してから29日で1週間。福岡管区気象台によると、ここ数日も噴火が数回起き、噴火警戒レベルは3の「入山規制」が維持されている。気象台は「火山活動は活発な状態」だとし、火口から3キロほどの範囲では大きな噴石などに注意するよう呼びかけており、周辺の自治体や住民は警戒を続けている。

 新燃岳は22日に噴火し、周辺では大量の降灰が確認された。噴火は2018年6月以来となる。その後も26日に2回観測された。27日午前の噴火は翌28日夕の時点でも継続し、噴煙の高さは火口から最高1600メートルほどに達した。火山性地震も多く観測された。