日本カヌー連盟は29日、東京都内で社員総会を開き、古谷利彦専務理事(62)が常務理事会の議事録の改ざんを指示したなどとして、1年間の常務理事への降格処分を科したと報告した。同総会で理事退任が決まった古谷氏は「承認はしたが、指示はしていない」と語り、不服を申し立てるという。

 同連盟の複数の内部文書によると、連盟が2024年度に開催したコーチセミナーで、連盟が役員に謝金を支払う際は利益相反防止のため機関決定が必要だが、決定がなされていないにもかかわらず、あったように議事録改ざんを指示したという。

 この日は福田達夫会長(58)の退任と、大野正次副会長(70)の新会長就任も決まった。