公道を走るカート=2017年5月、東京都内(画像の一部を加工しています)

 東京都渋谷区は1日、インバウンド(訪日客)に人気の「公道カート」に関し、レンタル事業者が区内に新たに拠点を設置する場合、開設届の提出を義務付ける取り組みを始めた。走行ルートやナンバープレートの情報提供も求める。罰則はないが、違反した事業者名や内容をホームページで公開する。

 渋谷区によると、区内には4社が六つの事業所を置く。JR渋谷駅前のスクランブル交差点や東京タワーなど、都心の名所を気軽に回れることから人気が高い。一方で運転マナーや騒音に苦情が寄せられており、区は町づくりに関する条例の改正などで対応することとした。