【ベルリン共同】国際プロサッカー選手会(FIFPRO)は6月30日、オンラインで記者会見し、米国で開催中のクラブワールドカップ(W杯)において、一部の試合が酷暑の中で行われたことについて「商業面と選手の安全性との適切なバランスが必要だ」と懸念を示した。欧州の放映時間に合わせるため炎天下に組まれたカードも多く、2試合は延期されるべきだったとした。

 改善策として日中の試合を避けることや、ハーフタイムを15分から20分に拡大することなどを提唱。来年のW杯北中米3カ国大会でも厳しい暑さが予想され、担当者は「今後の大会に向け、今回の問題が警鐘になれば」と述べた。