【ワシントン、エルサレム共同】AP通信は6月30日、トランプ米大統領が7月7日にホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談すると報じた。米政府当局者の話としている。トランプ氏はガザで続くイスラエルとハマスによる戦闘の早期停戦を求めており、ネタニヤフ氏がどのような対応を示すかが焦点となる。
レビット米大統領報道官は6月30日の記者会見で、ネタニヤフ氏の腹心、デルメル戦略問題相が今週、ワシントンで米政権高官らと協議すると説明した。トランプ氏は27日、ガザでの戦闘について「1週間以内に停戦が成立すると考えている」と主張していた。
イスラエルメディアによると、ネタニヤフ氏は30日、複数の閣僚や側近とガザ情勢を協議。29日に開催した治安閣議ではガザでの軍事作戦継続や、ハマスとの停戦交渉への対応について結論が出ず、7月3日に再び閣議を招集する見通し。
イスラエル軍のザミール参謀総長は6月29日の閣議で「これ以上軍事作戦を進めると、ハマスに拘束されている人質の命を危険にさらす」と訴えた。