石川県輪島市の輪島港で、もずくを水揚げする海女たち=1日午前
 石川県輪島市の輪島港から、もずくを採りに出漁する海女たち=1日早朝

 昨年の能登半島地震と記録的豪雨で被災した石川県輪島市の沖合で1日、海女によるもずく漁が1年ぶりに行われた。

 地震前は海女1人で200キロのもずくが採れる日もあったが、元通りになるには数年かかるといい、この日は1人20キロと制限を付けた。

 昨年7月の試験操業は、しけの影響で数日間の出漁にとどまった。その後、9月の豪雨の影響で海に泥が堆積し、海藻など漁場の生き物が大量に死滅。県などが約1年かけて海中調査を続けてきた。

 輪島港は地震による地盤隆起で水深が浅くなるなど被害を受けたが、しゅんせつや荷さばき所の応急復旧が進んだ。