【ジュネーブ共同】国際非政府組織(NGO)、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は6月30日、広島と長崎への原爆投下で死亡した3万8千人以上の子どもを追悼する戦後80年の特設サイトを立ち上げたと発表した。400人以上の犠牲者を掲載。子どもたちの人物像や、残された家族らの苦悩に焦点を当てた。

 広島市の平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんや、写真が残っていない子どもについても当時の新聞記事などを頼りに取り上げた。

 ICANは「核兵器への支持は子どもを含む膨大な数の民間人殺害の許容だと、核保有国の政治家や保有国に加担する政府は直視すべきだ」と強調した。