【北京共同】中国共産党は1日、創建104年を迎えた。党員が昨年末に1億人を超え党勢が拡大する一方、汚職で失脚する幹部が相次ぎ、飲酒を巡る不祥事が多発。習近平指導部は規律の緩みに危機感を強め、2012年の発足時に打ち出した「倹約令」の徹底に躍起だ。党と政府機関を対象とした節約励行・浪費反対条例を改正するなど綱紀粛正を図っている。
「高級料理や酒、たばこを(会食で)振る舞わない」「公用車の私的利用は厳禁」。共産党・政府は今年5月、改正条例の全文を公表し、「浪費は恥、節約は栄誉」という社会の雰囲気を一層醸成しなければならないと大号令をかけた。