日本原子力発電は1日、定期検査中の敦賀原発2号機(福井県敦賀市)で、配管から約600リットルの海水が漏れたと発表した。周辺環境への影響はないという。

 原電によると、漏えいしたのは原子炉補助建屋内の配管に流れる非常用ディーゼル発電機などを冷却する海水で、6月9日午後1時15分ごろ発覚した。点検を終えた作業員が継ぎ目に傾きがある状態で配管を接続したため、ボルトの締め付けが不十分になったことが原因とみられる。