JR東日本は1日、対面で切符を販売する「みどりの窓口」での発券業務について、2034年度までに人工知能(AI)での対応に置き換える方針を発表した。旅程の相談などに人が窓口で応じる体制は維持する。

 1日に発表した中期経営計画で示した。AIでの対応は、利用者との言葉のやりとりで発券まで完結する仕組みを想定。喜勢陽一社長は記者会見で「AIの言語認識能力は上がっている」と強調した。

 また、新幹線などの切符の予約や決済ができる同社のウェブサイト「えきねっと」を刷新する計画も発表。現在は「使い勝手が悪い」との意見があり、利便性を高めて買いやすくする方針だ。