3日、インドネシア・バリ島沖でのフェリー沈没事故で、行方不明者を捜す救助隊(同国救助当局提供・AP=共同)

 【ジャカルタ共同】インドネシア国家捜索救助庁は3日、観光地バリ島沖で乗客乗員65人を乗せたフェリーが沈没したと発表した。地元メディアなどによると4人が死亡、38人が行方不明になった。23人が救助された。現地の日本総領事館は、被害者について「現時点で日本人がいるとの情報には接していない」と明らかにした。

 フェリーの乗客名簿によると、乗客の多くはインドネシア人だとみられる。

 フェリーはジャワ島東部の港を2日夜に出港。約30分後に沈没した。当時、現場海域では波が高かったという。3日に捜索活動が続いたが、潮の流れが速く難航した。