陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ佐賀配備計画を巡り、佐賀市役所で3日、市、県、防衛省九州防衛局、漁協、農協からなる協議会の初会合が開かれた。機体の騒音や、9日に開設する新駐屯地からの排水、想定される周辺地域の漁業や農業への影響などを議論していく。
協議会の会長を務める池田一善副市長は、開会のあいさつで「率直な意見交換をしながら、駐屯地の運営開始後は今まで以上に関係者間で連携し、情報を共有していくことが大切だ」と述べた。
県有明海漁協の担当者は「漁業者は排水問題が一番気になる」として、防衛局に対し、対策に遺漏のないようくぎを刺した。