街頭演説を前にポーズをとる社民党の福島党首(右)とラサール石井氏=3日午前、東京・新宿

 今回の参院選は、社民党にとって公選法上の政党要件が懸かる崖っぷちの戦い。「賃金は上がらず、生活は苦しいまま。みんなで声を上げよう」。比例代表で立候補した俳優のラサール石井氏(69)は東京・JR新宿駅前で第一声に臨み、福島瑞穂党首と一緒に支持を訴えた。

 演説に先立ち、福島党首と笑顔で並び写真撮影に応じたラサール石井氏。物価高の中で若者が結婚や出産に不安を抱えているとして消費税廃止を主張し「知らず知らずのうちに笑顔になるような国を取り戻そう」と声を張り上げた。

 福島党首は「国会には生活と暮らしを応援する社民党が必要だ」と強調した。