【ソウル共同】韓国は参院選後も石破政権の継続を望む。6月に就任した李在明大統領は先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせてカナダで石破茂首相と会談した際、日韓関係の安定的発展を確認しており、流れの維持を期待する。
韓国では、石破氏は過去に自身のブログで戦争責任に触れているなどと報じられ、好意的に受け止められている。李政権関係者は「石破氏が退陣し、歴史問題で韓国に強硬な政治家が首相になれば両国関係が厳しくなる」と危惧している。
李氏は3日の記者会見で、北朝鮮の核、ミサイルへの対処など日本とは「協力する分野が多い」と強調し、日韓シャトル外交にも改めて意欲を示した。