【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、トランプ米大統領と電話会談した。米ニュースサイト、アクシオスは米国による対ウクライナの兵器供給一部停止について、トランプ氏が状況を確認するとゼレンスキー氏に伝えたと報道。トランプ氏はウクライナの防空強化を支援する意向も示したという。
アクシオスによると、ロシアが最近、ウクライナの都市部や前線への攻撃を強めていることをトランプ氏は把握しており「もし供給が停止されている兵器があれば確認する」と述べたという。会談は約40分間だった。
ゼレンスキー氏は会談後、ウクライナの防空強化に共に取り組むことで合意し、兵器の共同生産についても協議したと明らかにした。和平に向けた米国の努力を支持すると改めて強調した。
米国は、国内の在庫逼迫を理由にウクライナへの兵器供給を一部停止している。米メディアによると、防空システム「パトリオット」用ミサイルやF16戦闘機に搭載する空対空ミサイルも供給停止の対象となった。