ドイツ・ベルリン南部の大麦畑=6月30日(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は4日、米国が欧州連合(EU)との関税交渉で、EUから輸入する農産品に17%の関税を課すと警告したと報じた。各国・地域への一律10%の関税に上乗せするかどうかといった詳細は不明という。

 FTによると、EUの通商担当閣僚に当たるシェフチョビッチ欧州委員が3日、ワシントンでの会合で、農産品に17%の関税を課すとの警告を受けた。トランプ米大統領が、米企業に対する規制の免除や、対米貿易黒字の削減を求めたが、EU側は要求を拒否した。

 トランプ政権は4月、EUに20%の「相互関税」を課すと発表した。