【ウルムチ共同】新疆ウイグル自治区ウルムチ市でウイグル族の大規模暴動が起きてから5日で16年になった。中国政府はウルムチ市に招待した国内外のメディアに向け、暴動の背景や経過、政府による対策に関するドキュメンタリー動画を放映し、過激思想を撲滅したとアピールした。
動画は、「新疆の独立」を求める外国の反中国組織が住民を扇動し、過激思想をあおったことが原因で暴動が発生したと説明。多くの市民が犠牲になったテロ事件だと非難し、関与した受刑者らが反省する様子も紹介した。その後、政府による過激派対策が奏功し平穏がもたらされたとした。
共同通信のほか、中東やアフリカを中心に二十数カ国の記者が参加した。