「松川タライ乗り競走」で、水しぶきを上げながら川を下る出場者=6日午前、静岡県伊東市

 静岡県の伊東温泉に夏の訪れを告げる第70回「松川タライ乗り競走」が6日、伊東市の伊東大川で開かれた。旅館の浴衣や仮装姿の観光客ら約250人が出場し、タライに乗り込み水しぶきを上げながら川を下った。

 市街中心部の約400m区間を会場に、一般や団体など5部門でタイムを競った。かっぱやカエル、セーラー服など仮装姿の出場者が多く、橋の上いっぱいの見物客を楽しませた。この日の水温は23度で、転覆した人も気持ちよさそうにゴールまで流された。

 東京都葛飾区から参加した公務員の小西健司さん(57)は「事前にイメージトレーニングをして臨んだ。思ったより難しいけれど、大変に面白い」と話した。