福岡、大分両県で40人が死亡、2人が行方不明となった2017年の九州北部の豪雨から8年となり、災害関連死1人を含む33人が犠牲となった福岡県朝倉市で6日、追悼行事が営まれた。「大切な人を忘れない」。遺族ら約100人が黙とうし白い花を献花台に手向けた。
追悼行事は松末地区の旧松末小で開催。主催の「松末地域コミュニティ協議会」の高倉保之会長(73)は黙とう後「何年たっても思い出すのはつらい。教訓にすることで(犠牲者に)恩返しをしたい」と語った。
林裕二市長は取材に「風化させないよう、継承施設の建設に取り組む」と話した。
17年7月の豪雨で同市は1時間129・5ミリの雨量を記録した。