所属部屋の大先輩である元横綱玉の海の墓参りに訪れた幕内玉鷲＝６日、愛知県蒲郡市
大相撲で関取最年長の４０歳、幕内玉鷲が６日、片男波部屋の先輩で愛知県蒲郡市に眠る元横綱玉の海の墓前を訪れ、名古屋場所（１３日初日・ＩＧアリーナ）の健闘を誓った。玉の海は現役中だった５４年前に２７歳の若さで死去した伝説の名横綱。
玉鷲は名古屋場所前にほぼ毎年訪れているという。「玉の海」のしこ名が入った青地の浴衣姿で手を合わせ「いつも神聖な気持ちになる。パワーをもらえる」と青空を見上げながら語った。
墓参り後には玉の海の遺品などを集めた蒲郡市内の資料室に初めて足を運び、中学時代や現役の頃の写真を熱心に見つめた。「激しい相撲を取って、若手に負けない姿を見せる」と奮い立っていた。
