【ソウル共同】韓国の尹錫悦前大統領による昨年12月の「非常戒厳」宣言を捜査する特別検察官は6日、職権乱用や特殊公務執行妨害などの疑いで、ソウル中央地裁に尹氏の逮捕状を請求した。
特別検察官は6月28日と今月5日に尹氏を出頭させて取り調べた。北朝鮮との軍事衝突を誘発しようとしたとする外患容疑での捜査も開始したとみられているが、今回の逮捕状に同容疑は含まれなかった。
尹氏は今年1月に内乱首謀容疑で逮捕、起訴され、3月に釈放された。憲法裁判所が4月に罷免を決定、大統領職を解かれた後、内乱首謀罪での公判は在宅の状態で続いている。