核兵器禁止条約の国連採択から7日で8年となるのを前に、長崎の被爆者らが6日、長崎市で記念の集いを開き、日本政府に条約への早期参加を求めた。七夕に合わせて短冊が用意され、参加者は核廃絶や世界平和を願うメッセージを記してササに飾り付けた。
炎天下の平和公園に、被爆者や平和活動に取り組む若者ら数十人が集まった。原爆犠牲者に黙とうをささげた後、被爆者団体の代表らが、核保有国や日本の首脳ら計5人の写真に向かって、軍事行動の停止に向けた指導力発揮を求める呼びかけを行った。
長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長の川野浩一さん(85)は首相の写真に「戦争終結に向けて動け!」と訴えた。