【エルサレム共同】イスラエルとイスラム組織ハマスは6日、パレスチナ自治区ガザの停戦を巡る間接交渉を仲介国カタールで再開した。イスラエルメディアが伝えた。イスラエルのネタニヤフ首相は同日、米ホワイトハウスで7日に予定されるトランプ大統領との会談に向けて出発。記者団に「われわれが同意した条件での合意を実現する」と述べ、ハマスに譲歩しない考えを強調した。
60日間停戦し、ハマスが拘束する人質10人の解放と18人の遺体の返還を段階的に実施する案が協議されている。双方には戦闘終結やガザからのイスラエル軍撤収など一部で隔たりが残っているとみられ、早期の停戦実現を求めるトランプ氏が合意を成立させられるかどうかが焦点となっている。
ネタニヤフ氏は、全人質の解放とハマス壊滅を同時に達成すると改めて主張。トランプ氏との会談により、こうした目標達成に向けて前進できると訴えた。両氏はイラン情勢についても協議する見通し。
トランプ氏によると、イスラエルは停戦実現に向けた条件に既に同意した。