【リオデジャネイロ共同】ブラジル南東部リオデジャネイロで開かれた中国やロシアなど主要新興国で構成するBRICSの首脳会議は7日、閉幕した。議長国ブラジルのルラ大統領は、BRICSの反米政策に同調する国に10%の追加関税を課すと表明したトランプ米大統領を「無責任」だと批判した。
ルラ氏は、トランプ氏を念頭に「他者を脅すのは間違っており無責任だ。各国にも課税する権利がある」と報復も示唆した。
6日にBRICSが採択した「リオデジャネイロ宣言」は、加盟国イランへの攻撃や関税強化を非難したものの米国の名指しは避け、配慮をにじませた。だが、トランプ氏は宣言発表後、追加の関税措置を取るとしていた。