【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は7日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が「女性を体系的に抑圧している」と非難し、タリバンに政策の撤回を求めた決議案を賛成多数で採択した。米国とイスラエルの2カ国は反対し、アフガンへの対応でも国際社会の足並みが乱れた。
米国の代表は「タリバンが譲歩したり、国際社会の期待に沿う政策を追求したりすると思えない」と反対理由を述べた。
日本の御巫智洋国連次席大使は、女性抑圧は「アフガンの繁栄の可能性、国際社会との信頼構築の努力を深刻に損なう」と指摘。一方、アフガン支援は継続するとした。