9日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=146円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比76銭円安ドル高の1ドル=146円79〜80銭。ユーロは36銭円安ユーロ高の1ユーロ=172円10〜12銭。

 トランプ米政権が日本や韓国など各国に新たな関税を課すと公表したことを受け、米国でインフレが進むとの見方から米長期金利が上昇。日米の金利差拡大が意識され、円売りドル買いが先行した。

 市場では、米関税が日本経済に及ぼす影響を踏まえ「日銀の追加利上げが遠のいたとの見方が広がっている」(外為ブローカー)との声があった。