【ウランバートル共同】モンゴル訪問中の天皇陛下は10日、首都ウランバートルで国内最大規模の仏教寺院「ガンダン寺」を訪れ、金色に輝く高さ約25メートルの開眼観音像などを視察された。
寺は社会主義時代に活動を自粛していたが、1990年の民主化以降、再建が進んだ。陛下は敷地内で披露される伝統の仮面舞踊「ツァム」を見ながら、歩いて回った。案内した僧院長によると、陛下は視察を終え「有意義な時間でした」と話したという。
これに先立ち、日本式の教育を導入している「新モンゴル学園」を訪問した。高校生の授業で生徒たちが日本語で将来の夢を発表し、「素晴らしいですね」と声をかけた。