【クアラルンプール共同】ルビオ米国務長官は10日、トランプ政権が各国と続ける関税交渉を巡り「来週、日本との協議がある」と発言した。日米関税交渉を担当するベセント財務長官が来週、大阪・関西万博に参加するため訪日予定だが、ルビオ氏は協議の参加者や場所には触れなかった。訪問先のマレーシアで記者団に述べた。
トランプ大統領は貿易相手国・地域別に課す「相互関税」の通知を始め、日本には8月1日から25%をかける方針を表明。ルビオ氏は「調整のためのドアは常に開かれている」と語り、交渉継続は可能との認識を示した。
米メディアは、ベセント氏の訪日中、日本政府との正式な関税交渉は実施されない見通しだと伝えていた。