街頭演説に耳を傾ける人たち=12日午前、福島県郡山市

 参院選は12日、終盤戦に入り、与野党党首は支持拡大に全力を挙げる意向だ。石破茂首相(自民党総裁)は名古屋市で街頭演説し、南海トラフ巨大地震が発生する可能性に触れ「堤防など事前の対策にしっかり取り組み、被害を防いでいく」と述べた。立憲民主党の野田佳彦代表は1日がかりで青森、福島、宮城3県を行脚する。

 日本維新の会の吉村洋文代表は、東京都内で街頭演説し「現役世代の働き手が減る中で、何もしなければどんどん増えるのが社会保険料だ」と語りかけ、引き下げる必要性を訴えた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は仙台市での街頭演説で、ガソリン税の暫定税率を廃止する必要があるとした上で「皆さんの負担が減ると同時に物流コストが下がる。全ての物の値段が下がり、最高の物価高対策になる」と強調した。