大阪・関西万博 来場者の地域別割合

 大阪・関西万博に国内から行った人をスマートフォンの位置情報を基に調べたところ、大阪府と兵庫県からの来場が51・3%を占めたことが12日分かった。近畿圏で65・1%になり、来場者が近隣に偏っていることが浮き彫りとなった。万博は13日で開幕3カ月の折り返しを迎え、盛り上がりを全国規模に波及できるかが課題になりそうだ。

 クロスロケーションズ(東京)がスマートフォンアプリから取得した位置情報データを分析し、4月13日〜6月20日に会場に訪れた人の居住地の割合を都道府県別で推計した。万博会場で働くスタッフら関係者もデータに含まれており、観光客に絞れば関西圏の割合が下がる可能性がある。

 大阪府の37・9%が最も多く、次いで兵庫県の13・4%だった。東京都が7・4%で3番目に。愛知県の6・2%、京都府5・4%、神奈川県3・7%と続いた。

 近畿以外の地域別は関東が15・9%、北陸・中部は10・6%、中国2・7%、九州・沖縄2・6%、四国1・6%、北海道・東北1・5%だった。