【ウランバートル共同】天皇、皇后両陛下はウランバートルの日本大使公邸で、日本とゆかりのあるモンゴルの人たちと懇談された。日本人抑留の苦労を伝える資料館「さくら」を設立したウルジートグトフさん(48)は「亡くなった1700人に代わってお会いした」。天皇陛下からは「素晴らしい活動をされていますね」と言葉をかけられた。
戦後の旧ソ連による抑留で、モンゴルに約1万4千人が移送され、首都建設などに従事した。ウルジートグトフさんは私財を投じ、抑留者が強制労働させられた採石場跡地を公園にし、当時の写真や建設資材など数十点を展示する資料館を造った。