【イスタンブール共同】トルコのエルドアン大統領は12日、解散を決めた非合法組織クルド労働者党(PKK)が11日に武装解除を始めたことについて「テロは終焉を迎えつつある。トルコの勝利だ」と強調した。首都アンカラで開かれた自身の与党、公正発展党(AKP)の集会で述べた。
エルドアン氏は、トルコ議会にPKKに関する委員会を設置し、法的措置の議論を進める考えも示した。PKKは収監中の指導者オジャラン受刑者の釈放を求めるなどしており、予断を許さない状況が続いている。
PKKはクルド人の独立を求め、1984年に反政府武装闘争を開始。エルドアン政権とも敵対してきた。