【テルアビブ共同】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉が停滞する中、イスラム組織ハマスに拘束されている人質の家族らが12日夜、イスラエルの商都テルアビブで解放を求める集会を開いた。「全ての人質を今すぐ連れ戻して」と訴え、ネタニヤフ首相に即時の停戦を要求した。
ネタニヤフ氏は7〜10日に訪米し、停戦や人質解放を巡りトランプ米大統領と協議したが、合意には至らなかった。集会では2月に解放された元人質のエリ・シャラビさんが演説し「全人質を連れ戻すチャンスの窓は開いている。これ以上、遅らせてはいけない。戦いを終わらせなければならない」とネタニヤフ氏に決断を迫った。
人質50人のうち20人は生存する。